「溜まる」と「貯まる」どちらを使えば正しいか迷ったことはありませんか?
実は、「溜まる」と「貯まる」この二つの言葉には明確な違いがあります。
「溜まる」→ゴミやストレス、水など不要なものや自然に蓄積されるもの
「貯まる」→お金やポイント、知識など価値があり意図的に蓄積するもの
この記事では、「溜まる」と「貯まる」の違いを詳しく解説し、間違いやすい表現や正しい使い分け方をご紹介します。
これを機に、日本語をより正しく使えるようになりましょう!
「溜まる」と「貯まる」の基本的な意味の違い
「溜まる」と「貯まる」はどちらも「たまる」と読むため、どの場面でどちらを使えばいいのか迷うことがあります。
しかし、実はこの二つには明確な違いがあります。
「溜まる」の意味とは?
「溜まる」は、不要なものや一時的に蓄積されるものに使います。
例えばゴミや水・ストレス・疲れ・仕事などのように、時間の経過とともに自然に蓄積されるものに対して使われます。
基本的には、放置すると悪影響を及ぼすものや、一時的に溜まるものが対象です。
「貯まる」の意味とは?
「貯まる」は、価値のあるものや計画的に蓄積されるものに使います。
例えばお金やポイント・知識・体力などのように、意図的に蓄積してあとで役立つものに対して使われます。
計画的に増やしていくことが前提となるため、基本的にはプラスの価値があるものに対して使われます。
「溜まる」が使われるのはこんなとき!具体例と使い方
「溜まる」は、基本的に不要なものやネガティブな要素に対して使われます。
例えば以下のような使われ方があります。
- 掃除をサボると「ゴミやホコリが溜まる」
- 忙しい日々が続くと「ストレスや疲れが溜まる」
- やるべきことを放置すると「仕事や宿題が溜まる」
また、「水が溜まる」という表現もよく使われます。これは、雨水がたまり池になる場合や、コップの中に水がたまる場合などに使われます。

ただし、「貯水」と混同しやすいので注意が必要です!(詳しくは後述)
さらに、「不満が溜まる」「怒りが溜まる」といったように、気持ちの面でも使われます。これらは、ネガティブな感情が時間の経過とともに増えていくことを表します。
「貯まる」が使われるのはこんなとき!具体例と使い方
「貯まる」は、計画的に蓄積され、あとで役に立つものに使われます。
代表的な例としては以下のような使われ方があります。
- 貯金をして計画的にお金を蓄える「お金が貯まる」
- ショッピングなどでポイントをためていく「ポイントが貯まる」
また、知識や経験、体力やエネルギーでも「貯まる」を使うことができます。
- 「勉強を続けることで知識が貯まる」
- 「仕事を重ねて経験が貯まる」
- 「しっかり寝ることで体力が貯まる」
- 「休息をとってエネルギーが貯まる」
似た表現として「貯水」という言葉がありますが、これは意図的に水を蓄える場合に使います。
一方で、自然に水がたまる場合は「溜まる」を使います。

そのため、「池に雨水が溜まる」は正しく、「池に雨水が貯まる」は不自然です。
「溜まる」と「貯まる」の間違いやすい使い方と注意点
ここでは間違って使ってしまう表現と注意点について解説していきます。
「溜金」とは言わない?
「お金が貯まる」という表現は正しいですが、「お金が溜まる」とは基本的には言いません。
「溜まる」は基本的に不要なものや悪いものに使われるため、お金のように価値のあるものには「貯まる」を使うのが正解です!
「貯まるストレス」は間違い?
ストレスは基本的に不要なものなので、「溜まる」を使うのが正しいです。
「ストレスが貯まる」と言うと、まるでストレスを意図的に蓄えているように聞こえてしまいます。
正しくは「ストレスが溜まる」です。
「水が貯まる」と「水が溜まる」の違い
「水が溜まる」は、自然に水がたまることを指し、「水が貯まる」は意図的に貯水している場合に使います。
例えば、「ダムに水が貯まる」は正しいですが、「道路に水が貯まる」は不自然で、「道路に水が溜まる」が正解です。
「溜まる」と「貯まる」の違いと使い分け方のまとめ
「溜まる」と「貯まる」はどちらも「たまる」と読むものの、使い方が異なります。
「溜まる」→ゴミやストレス、水など不要なものや自然に蓄積されるものに使う
「貯まる」→お金やポイント、知識など価値があり意図的に蓄積するものに使う
例えば、「疲れが溜まる」「お金が貯まる」が正しい表現です。
違いを理解し、間違いやすい表現にも注意して正しく使い分けましょう!